BLIND GUARDIAN [HR/HM]
色々好きなアーティストをブログで紹介していく予定なのですが、メタル者としては前々からメタルバンドを紹介したいと思っていましたがどうもままならずに今に至ってしまった。
何故かと云うと最初に書こうと思っていたバンドは思い入れが強過ぎてなかなかまとまらなかったのです。
そのバンドの名は
≪BLIND GUARDIAN≫
直訳すると『盲目の守護神』と、
なんとも厨二病臭くていい名前じゃありませんか。
BLIND GUARDIANは私、黄昏が最初に好きになったメタルバンドの一つであります。
ジャーマンメタル好きの友達からCDを借りたのがキッカケでした。ほぼ一緒にジャーマン・メロディック・スピード・メタルの元祖HELLOWEENも薦められました。聴き易さで云えばHELLOWEENの方が聴き易かったし、一般的にもHELLOWEENの方が知名度が高く人気もありました。
HELLOWEENも好きになりましたがBLIND GUARDIANはその個性と云うか独特のクセの強さで最初は合わないかなと思っていたのだけれど、聴いてるうちに慣れアルバムを重ねるごとの成長の度合いに驚きを覚え、その唯一無二の個性にハマりファンになりました。
それ以前まではBON JOVIを聴いていたのにえらい飛躍ですw
音楽的にはメロディック・スピード・メタル、メロディック・パワー・メタルに当たります。デビュー当時はHELLOWEENのフォロワーと呼ばれていたが、後に独自のスタイルを確立し今やヨーロッパではHELLOWEENよりも人気があるほどになっている。
それは自らの名前を冠したフェスティバル「THE BLIND GUARDIAN OPEN AIR」を2003年6月に開催してることから分かるでしょう。
BLIND GUARDIANの歌詞の世界感はファンタジーをテーマとしていて主に「指輪物語」やムアコックのエターナルチャンピオンシリーズなどの既存の物語や神話、伝説をモチーフとしています。
メンバーはヴォーカル兼ベースのハンズィ・キアシュ、リードギターのアンドレ・オルブリッチ、リズムギターのマーカス・ズィーペン、ドラマーのトーメンことトーマス・スタッシュで結成され1988年にデビューした。
その後ハンズィがヴォーカルに専念してサポートメンバーとしてベーシストを加入させたが、長らくメンバーチェンジすることなくこの編成で続いた。メンバーチェンジの多いHR/HM界では20年近くメンバーが変わらなかったのは珍しく、そのこともファンにとってより親しみを持たれたと思っている。
個人的にBLIND GUARDIANに惹かれたのはファンタジックな世界観に音楽性、歌わずにはいられない分厚く壮大なクワイア、そして不思議に展開される楽曲で特にサビ以外は殆ど同じメロディを繰り返さない独特の構築された曲展開はいったいどうなっているんだと当時は唸らされた。
楽曲をかなり複雑に作り込んでるため、曲作りからレコーディングは多くの時間を要し最近はアルバム発表のブランクが4年くらい空くのが普通になってきていて、昔は新作が待ち遠しくて堪らなかったですね。
まずBLIND GUARDIANを聴き始めるなら日本デビューを飾った3rdの「TALES FROM THE TWILIGHT WORLD」からオススメします。
私は1sから2ndと順にアルバムを聴いてきましたがこの頃は音もチープで音楽的にもまだマニア向けでB級C級メタルって感じでした。ヴォーカルのハンズィはダーティな声質でガナって歌うので苦手な人もいるかもしれません。
それが3rdの「TALES FROM THE TWILIGHT WORLD」から今につながるBLIND GUARDIANのパワフルで疾走するリズムに歌えるメロディがたっぷり溢れていて、このアルバムから黄昏が好きになっていったわけです。
因みにこのブログの名前はこのアルバムからきています。それ以外にも『黄昏』と云う言葉の響き、意味合いが好きなことから由来していますが。
そして未だに一番好きな作品が4thアルバムの「SOMEWHERE FAR BEYOND」です。
このアルバムの曲を聴いた時はホントに体が震えたのを覚えています。楽曲の良さに感動しただけでなく、1stアルバムから聴いてきたからこそ分かる見事なまでの成長っぷりに驚かされた!
ハンズィの歌唱力も格段にアップして、ガナるだけでなくソフトに歌い上げたりして表現力が増してる。
カヴァー曲など除いた本編は捨て曲など一切なくよりスケール感を増した名盤に仕上がっています。
前作までのパワー、スピードにドラマティックな要素を加えてさらにヨーロッパ中世音楽のメロディを取り入れBLIND GUARDIANの音楽が完全に確立したと云えるでしょう。
中でもタイトルチューンの「Somewhere Far Beyond」は7分長の曲なのに全く長さを感じさせない名曲。今までになくキーボードをバックに使った「Theatre Of Pain」はまさにドラマティックと呼ぶのに相応しい曲だ。アコースティックな「The Bard's Song (In The Forest)」は吟遊詩人が奏でる美しいバラードでライブの定番曲。
このアルバムの後遂に来日を果たし、日本のオーディエンス(=Bardたち)と共に歌い楽しいライブを繰り広げている。
そして次のアルバムにおいてさらにBLIND GUARDIANは進化を続けていくことになります。
長くなってしまったので一先ず終わりにします。続きはまた近いうちに~。
初めまして、まさゆきと申します。
カッコいいジャケット?ですね~。
メタルは全く聞いたことがないのですが面白そうです(*^_^*)
ハードロックに似た感じなんでしょうか。
by まさゆき (2009-03-29 20:27)
>まさゆきさん
nice!&コメントありがとうございます。
どうもこちらこそ初めまして~。
そうですね、メタルはハードロックの延長線上にあるものだと考えていいですね。ハードロックをより激しくしたものですかね。
例えば日本で一番有名なメタルバンドであるX JAPANが近いかも。
ようつべのURLを貼って置きますので参考にどうぞ♪
http://www.youtube.com/watch?v=QYLpSTclFUU&feature=related
by 黄昏 (2009-03-29 20:48)
その友人は私にもCDを貸したに違いないw
BLIND GUARDIANは4thと5thを持ってます。
個人的には音質悪いけど、4thの民謡調?なメロディが好きです。
5th以降は大分正統派寄りになったのでスルーしてますけど、
あのクワイアは特別だなー、と思います。
後、私がデスメタル聴けるようになったのはハンズィのお陰(違
by ratEAR (2009-03-30 01:37)
>ratEARさん
nice!&コメントありがとうございます。
4thは確かに今聴くと古さを感じてしまう音ですが名曲だらけのアルバムですね。バグパイプを使ってアイリッシュなメロディを取り入れて堪らないです。
5th以降もスピードメタルは減ってきたけど、相変わらず個性的な楽曲を作っていますよ。
ハハハ、ハンズィの声は確かにドスがあってかなり無茶な歌い方をしてますからねw
by 黄昏 (2009-03-31 10:46)
そのCDを貸してくれた友人は良い人ですな!
きっと「THE LAST CANDLE」も好きでしょう。
個人的にはBGのサウンドを聴くと体内の血液が沸騰してしまうので、アルコールを摂取した時は避けたいです。
ライヴで遠慮して、後ろで見ているつもりでも、気がつくと最前列にいてしまう恐怖のバンド!
しかし、トーメンが抜けてからはサウンド的に丸くなっているかな.......
丸いのはハンズィの腹だけで良いんだけどね。
by ひろん (2009-05-05 22:37)